生物基礎は、
第1章 生物の特徴
第2章 遺伝子とその働き
第3章 体内環境と恒常性
第4章 植生の多様性と分布
第5章 生態系とその保全
という5つの章から成り立っています。
そして、生物基礎を学ぶ上で欠かせないものは、
「階層性」・「多様性」・「共通性」
という3つの概念です。
階層性
生物は、最初の図に示したように、原子・分子といった「ミクロ」な視点から、生態系という「マクロ」な視点まで、様々な階層に分かれた学問です。
生物基礎では、このような様々な階層を広く浅く学ぶために、各階層ごとに章が割り当てられています。
多様性・共通性
生物は、多種多様なかたちや生き方を持っていますが、実はその中に共通する特徴も持っています。
これは、38億年前に地球上に生命が誕生し、その生命を共通祖先として、生物が多様に進化してきたことによるものです。
生物基礎を学ぶ上では、現在の生物に見られる多様性と共通性、そして、そこに至るまでの進化の物語を実感していくことがなにより大切です。